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【レビュー】アオヤギ写真工芸社の写真プリントを試してみた。|FUJICOLOR 純正印画紙-フジレーザー光沢

こんにちは。写真プリントを比較して記録している当ブログ「やっぱり紙が好き。」へようこそ。

今回はアオヤギ写真工芸社のFUJICOLOR 純正印画紙 フジレーザー光沢を試してみました。

目次

基本情報

店舗名アオヤギ写真工芸社
URLhttps://www.aoyagi-photo.jp/
注文方法・ブラウザ(Windows/Mac/スマホ対応)
受け取り方法“宅配受け取り”
支払い方法・クレジットカード決済
・コンビニ後払い
・代引き払い
送料・ゆうパケット…… 220円(税込)
・ゆうパック…… 759円(税込)
納期・ゆうパケット……出荷日翌日〜3日程度のお届け(一部地域を除く)
・ゆうパック……出荷日翌日〜2日程度のお届け(一部地域を除く)

2025年6月3日の情報。

注文

アオヤギ写真工芸社のプリントサービスは、専用アプリはなく、ブラウザからの注文のみとなっています。
PC・スマートフォンのどちらからでも利用できますが、UIはPCの方がやや操作しやすい印象でした。

注文の流れは以下の通りです:

メニューから「プリント注文」ページへ進む

  1. 利用規約に同意
  2. 印画紙・仕上がり仕様の選択
  3. 画像ファイルをアップロード
  4. サイズ・枚数・トリミング方法の選択
  5. オプション(補正、フチあり等)の指定
  6. 配送先と支払い方法の選択
  7. 最終確認後、注文確定

注文時には、1枚1枚の画像ごとに細かな調整ができます。
設定できる項目は以下の通り:

  • トリミング方法の選択
     └ 自動/なし/自由トリミングから選択可能
  • 自動補正のON/OFF切り替え
     └ 明るさや色味の補正を、写真ごとに調整可
  • 日付の印字有無
     └ 写真の撮影日を入れるかどうかも指定可能

特に「自由トリミング」では、拡大・位置調整・フレーミングが細かく設定できるため、構図をしっかり決めたい方や、余白や被写体位置にこだわりたい方にも安心です

配送と梱包

今回の注文スケジュールは以下の通りでした:

  • 平日9時に注文
  • 当日の夕方に「発送完了」のメール(ゆうパケット)
  • 発送の3日後に到着

午前中に注文して当日中に発送された点は非常に好印象でした。
発送にかかる時間はタイミングもあると思いますが、スピード感は◎です。

梱包も丁寧で、厚紙を入れた茶封筒をさらにOPP袋で包んだ状態で届けられました。

厚紙はしっかりとした素材で、折れの対策◎。
加えて外側のOPP袋が防水対策となり雨の日の配送でも安心できます。

写真は写真袋に入れられてテープでしっかりと封がされており、湿気や水濡れへの配慮は万全です。
価格帯を考えても、この梱包の丁寧さは嬉しいポイントです

サイズ・印画紙

印画紙富士フイルム 純正印画紙
FUJICOLOREVER-BEAUTY PAPER TYPEⅡfor LASER
印刷機フロンティア
印刷方式銀塩プリント
その他印刷設定画質: 光沢(グロッシー)
サービス商品名: 機械焼き仕上げ
対応仕上げ:
自動補正初期設定でON
ON/OFFの個別切り替え可能
Lサイズ価格13.2円(税込)/1枚

気になる価格とコスパ

アオヤギ写真工芸社のプリントサービスには、いくつかの仕上がりグレードがあります。

今回私が注文したのは、最も安価な「オリジナル印画紙」と、中価格帯の中でも比較的手頃な「FUJICOLOR 純正印画紙 – フジレーザー光沢 / 機械焼き」の2種類。

その中でも、この記事では「FUJICOLOR 純正印画紙 – フジレーザー光沢 / 機械焼き」についてご紹介します。

まず、Lサイズ1枚あたり12円(税抜)という価格に対して、その仕上がりの美しさに驚かされました。

次の項目でも触れますが、黒の締まりや階調のなめらかさ、発色のバランスがとてもよく、この価格帯とは思えないような完成度に驚かされました。

さすがに超高級仕上げと比べると差はありそうですが、それでも十分すぎるほどのクオリティ。
たとえば、お気に入りの写真をパネルにしてお部屋に飾るのに十分な品質だと思いました。

実際の仕上がりをチェック!

まず手に取って感じた「静かな衝撃」

写真が届いて封を開けた瞬間、「これが1枚12円?もっと上の印画紙と間違えた?」と驚いてしまいました。正直、価格的に最安値に近いラインという印象だったのでそこまで期待はしていなかったんです。

でも、そんな予想はいい意味であっさり裏切られました

価格から想像していた“手軽な仕上がり”とはまるで別物で、手に取った瞬間に感じるしっかりとした厚みと艶やかな光沢。そして細部まで丁寧に描かれた繊細な階調と美しい発色に、思わず何度も見入ってしまいました。

しっかりとした厚みとグロッシーな質感、そして何より、ひと目で伝わる“きれいさ”にただただ驚きました。

隅々までシャープに描き出される高い解像感

写真を見て、まず驚いたのは細部の描写力です。
髪の毛の1本1本、服の素材感やディテールまでがしっかりと描かれていて、全体にくっきりとしたシャープさがあります。

同じデータを同社の「オリジナル印画紙」でもプリントしているのですが、見比べるとその差は一目瞭然。

輪郭の明瞭さ、影と光の描写が一段階以上高い印象で、写真全体にメリハリと奥行きを感じます。

人物写真はもちろん、風景のようにディテールが鍵を握る被写体でも、その精細さが際立ちます。
木々の葉の重なりや建物の質感、空の奥行きなど、細部がしっかり写っているからこそ、写真に“リアリティ”と“深み”が生まれ、「その場の空気ごと切り取ったような」感覚を感じさせてくれる仕上がりでした。

際立つ、階調のなめらかさ

高い解像度と共に、特に印象的なのが階調の滑らかさ。

1本1本しっかりと表現された黒髪が、潰れることなく艶やかに、自然に写し込まれていました。

光の当たる部分から影にかけて、トーンの移り変わりがとてもなめらか。黒の中にもわずかな明暗が重なり合い、まるでそこに奥行きや空気感までもが写し込まれているようなグラデーションが描かれていました。

それは髪の毛だけでなく被写体全体や背景にも共通して感じられて、自然な質感の中にほどよく引き締まった階調があることで画面全体が平坦にならず、立体的に見える仕上がりです。

「写真は一瞬を切り取るもの」とよく言われますが、今回のプリントはその“瞬間”だけでなく、その場の空気ごと包み込んでくれるような印象でした。

落ち着きを感じる、自然な鮮やかさ

フロンティアでのプリントですと派手めな鮮やかさを想像していましたが、今回の仕上がりは自然で落ち着いた色味でした。

発色はしっかりしていながら、色が出すぎている感じはまったくなく、特に空や草木、花や紅葉といった自然の風景は、深みのあるトーンで落ち着きのある華やかさが感じられました。

人物写真ではもとの写真の持つ色を近しく表現していて、黄みや赤みが強く出ることもなく、柔らかな印象の仕上がりでした。

まとめ:価格以上の満足感♪

アオヤギ写真工芸社のこのグレード(FUJICOLOR 純正印画紙-フジレーザー光沢)は、中価格帯の中でも比較的お手頃な位置づけですが、仕上がりは価格以上の価値があると感じました。

「価格とのバランスが抜群」どころではなく、「価格を忘れるくらいの質感のプリント」だと感じたのが率直な感想です。

印象と感想

率直に言って、この価格帯でここまでの仕上がりが得られるとは思っていませんでした。
明るさ・発色・シャープさ、どれも安定しており、日常写真や記録用に十分以上の美しさがあります。

梱包も丁寧で、写真の品質も良く、お値段も安い。

更に高品質を求める場合は、「最高級プロフェッショナル仕上げ」を選ぶことができるので怖いもの無し。

「最高級プロフェッショナル仕上げ」という上位ラインと比べても、この価格を考えると満足度は非常に高いです!

コストと仕上がりのバランスが非常に優れており、「安いけど綺麗」をしっかり実現している印象です。

まとめ

アオヤギ写真工芸社のネットプリント中でも「FUJICOLOR 純正印画紙-フジレーザー光沢」には、「安価なのにここまで綺麗なの?」と驚かされました。

Lサイズ1枚12円(税抜)という価格帯ながら、階調・発色・シャープさのバランスが非常に高く、写真としての完成度も申し分なし
過剰な鮮やかさのない自然があり、風景も人物も見映えよい仕上がりでした。

「普段使いできる価格で、でも画質にはちゃんとこだわりたい」
「子どもの写真や思い出の一枚を、しっかりとした形で残したい」
そんな時にぴったりのプリントサービスだと感じました。

今回は中価格帯の用紙のみの注文でしたが、各種印画紙、印刷方法を今後試してみたいと思っています。

どこでプリントするか迷う中で、こうして「安心してお願いできる」と感じたサービスに出会えてとても嬉しいです♪

◎アオヤギ写真工芸社
https://www.aoyagi-photo.jp/

なお今回は、プリント会社のオリジナル印画紙と富士フイルム純正印画紙(グロッシー仕上げ)の2種類のみを注文しています。
とはいえ、気になるプリントサービスはまだまだありますし、以前よく使っていたサービスも試してみたい気持ちがあります。

実は今回、昔よく使っていたプリントサービスのうち1件もあわせて注文していました。
当時は“ロイヤルペーパー仕上げ”がとても気に入っていたのですが、現在はその用紙が廃止されて仕上がりの印象が大きく変わってしまっていたのが正直なところです。

そのため今回はレビュー掲載は見送りましたが、また別の形であらためてご紹介できたらと思っています。

今後は、グロッシー以外の印画紙や、クリスタルプリントのような高級仕上げなど、仕上がりの質感が変わるタイプもいろいろと試していけたらと思っています。

その中でも、アオヤギ写真工芸社の「プロ仕上げ」シリーズは、今のところかなり有力な候補。
これだけ綺麗な通常仕上げがあるなら、上位版の実力もきっと期待できそうで、今から楽しみです♪

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